9月5日交詢社での講演
[2019.09.12]
先週9月5日に、銀座の交詢社で「生物多様性とホモサピエンスの進化」というタイトルで講演をしました。
講演の内容は遺伝子というものは生殖を通してコピーをすることが大原則で、我々の持つ遺伝子はコピペそのものである。細胞は細胞からしか生まれないので、この世は一創造百盗作で出来上がった生物であふれているということになる。という話からホモ・サピエンスの大脳、特に前頭葉がなぜ他の哺乳動物に比較して大きくなったかなど話しをしました。
しかしこの講演会で、私が最も驚き興味深く思ったのは、講演会に出席していた方の年齢が70歳を軽く越えていたということです。2時間近くの講演を居眠りもせずに聴講し、終わった後にまた途中でもいろいろな質問を受けたことにも驚きました。ホモ・サピエンスの原点はネオテニーと好奇心であることを再確認しました。
交詢社は福沢諭吉が提唱し、日本で最初に結成された実業家社交クラブですが、そのメンバーは間違いなく日本の社会を作ってきたのだと実感しました。ここでは人生100年の時代が幕あけしています。